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広島に住む義理の妹がインドへ行くというので、ビザの代理申請に行ってきた。 ビザの申請といえば、以前は九段のインド大使館と決まっていた。 ところが、数年前から場所が変わった。 家の近所のインドカレー屋が模様替えをはじめたなと思っていたら、ある日とつぜん、何の因果か、そこに「インドビザ申請センター東京」なる看板が掲げられ、ビザの発給業務が行われるようになっていたのだ。 聞くと、ビザ関連の業務は大使館からすべてそこに移行したのだという。 申請も発給もいまは大使館では行っていないらしい。 ごくありふれたインド料理屋が、なぜ、とつぜん、政府の出先機関としてビザの発給業務を扱うようになったのか。 インドという国はつきあえばつきあうほど謎が深まるばかりだが、ただひとつ、たしかなことがあるとすれば、これでまたインドが少し近くなったということだろうか(笑)。 具体的には、家からビザセンターまでは徒歩にしてわずか五分たらずだ。 夕刻、建物の前を通ると、インドビザを新たに手にした人たちといつも出くわす。そして、インド行きを前にした彼らの表情がじつに面白くて、よくその場に足をとめてしまう。 パスポートに貼られたビザを確かめながら、期待に顔をほころばす女子大生風の仲間連れ。 神秘の国インドが現実味を帯びて少し不安そうな男子学生。 訪印回数は数知れずといったベテラン旅人風カップル。 どこか思い詰めた表情の悩めるフリーター風男子。 彼らの表情を眺めていると、人それぞれの旅の様子が想像されてまったく飽きることがない。 さらに、道端につっ立ってじっと胡散臭い視線を走らせていると、旅行者を騙そうと虎視眈々と狙う悪徳インド人のような気分もわき上がってきて、我ながら可笑しくなってしまう。こいつはカモだな、とか、こいつは手強そうだな、とか、無意識に弁別している自分がいるのだ(笑)。 インドからはもう離れようかな、といく度も思ったものだけれど、夕刻の散歩のたびにこうした光景を見せつけられては、なかなかそうもいかないらしい。 何の因果か、インドへの旅はまだまだつづくようだ。 ![]()
by koikehidefumi
| 2011-07-28 15:20
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