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瀬戸内にはデジカメではなくローライ一台のみを持っていった。 いまや世界中からリアルタイムに映像が送られてくる時代に、瀬戸内から東京に戻り、フィルムを現像し、数枚ずつスキャニングし、ようやくこうしてアップロードに漕ぎ着けるというのも、おそろしく気長な話に感じられてしまう。 デジカメになって何が一番変わったかと言えば、画質云々よりもそのスピード感にあるような気がする。 撮った瞬間に画像が確認できるのはもちろんのこと、うまくすれば当日のうちに納品さえもできてしまう。 もちろん、それは悪いことではないのだろうが、時々、思考のプロセスを省かれているような心許ない感覚が頭をもたげてしまう。 写真はシャッターさえ押せば誰でも簡単に撮れてしまうものだ。 しかし、深みのある写真と薄っぺらな写真とでは歴然とした違いがある。 その違いは、おそらく作品が内包する時間の厚みにあるのではないか。 そんなことを思いながら、瀬戸内ではローライのシャッターをゆったりと切る日々だった。 ![]()
by koikehidefumi
| 2011-08-29 23:32
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