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妻と子供たちを連れて藤原新也「書行無常」展にゆく。 小学校の廃校を利用した大規模なスペースに大判の写真と書が並ぶ。 今年の春に銀座で開かれた「死ぬな生きろ」展がつつましく滋味に富んだ作品群で好印象だっただけに、今回の力技のような展示にはどこか肥大化した自我のようなものが感じられてしまい、なかなか興が湧いてこない。 会場内をうろうろしていると、とくに藤原ファンでもない妻が興奮気味にいった。 「すごいエネルギーねぇ!」 たしかにすさまじいエネルギーだった。 芸術という鼻持ちならないカテゴラリーをぶち壊すような奔放さが会場全体にみなぎっている。 今春の「死ぬな生きろ」展の枯山水のような展示から、今回の俗物的パワーまで、この振幅の大きさこそが藤原という表現者の真骨頂であることを改めて実感した。 きっと家族とともに行ってみようと思ったのも、今回の展示が芸術という枠組みを超えて、一生をひたすら真摯に遊び続けようとする希有な人間の生きざまを見せることができるのでは、という予感があったからかもしれない。 ![]()
by koikehidefumi
| 2011-11-25 06:36
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