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昨日は巣鴨のとげぬき地蔵に初詣に行った。 「おばあちゃんたちの原宿」として世間に広く知れ渡っている通り、ちょうど昨日は縁日(毎月4の付く日)ということも手伝ってか、参道は多くのご老人たちで活況を呈していた。 いまや日本の商店街といえばシャッター通りと化しているところが多い中、これほど元気のいい通りも少ないかもしれない。そう、上野のアメ横同様、その活気溢れる雑踏にまぎれているとアジアのどこかのバザールにいるような気分が沸き上がってくる。 ちなみに昔は境内に大勢の傷痍軍人がいたものだった。義手あるいは義足姿で白衣を纏い、アコーディオンなどで哀切な調べを奏でていたのをよく覚えている。おそらくそうした記憶が消えないのも、彼らの存在が子供心にとても恐ろしいものに感じられていたからだろう。 さすがに昨日は彼らの姿はなかったけれど、それに代わってというか、門前で喜捨を求める托鉢僧たちの姿がとりわけ目を引いた。思いのほか大勢の人々が彼らの前で足を止め、喜捨を施していたからだ。喜捨を施されるたびに托鉢僧たちは恭しく経を唱える。そして二言三言会話を交わす。 ぼくも少し立ち話を交わしたのだが、彼らは真言密教の僧侶たちだった。ところが巣鴨の地蔵、すなわち高岩寺は 曹洞宗の寺院だから、実は宗派が異なっている。 まあそうしたところにまったく拘泥しないところが日本の仏教、あるいはこの寺院の懐の広さだなぁ、などと思いつつ、そのまま境内に足を運んだのだが、さらにそこには摩訶不思議な物体が据え置かれており、ついシャッターを切ったのが下の写真だ。 身体のツボを刺激する絆創膏などを商う露天のようだが、なぜこの一軒だけが境内の敷地内にあるのかがまるで解せない。しかも本堂間近の真正面にだ。 アジアを旅しているとこういう風景によく出会う。意味や秩序や効率がハラリと剥落した風景。 整然と掃き清められた名刹も悪くはないが、やはり八百万の神々を崇める国の民としては、これぐらい雑多な方がどこか落ち着く気もするのだが、どうだろう。 ![]()
by koikehidefumi
| 2008-01-05 21:31
| 仏教!?
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