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昨日、写真家の石川卓氏に仕事部屋にお越しいただいた。PCモニターのキャリブレーションの具合を確認してもらうためだ。これまでも一応機器(eye-one)を使って調整に努めてきたけれど、どうも色味が不安的な気がして仕方がなかったのだ。 そこで石川さんから手渡されたのが下の写真集である。発売は来月の半ばだという。これが彼にとっては初の写真集ということになる。 作品そのものには以前から接してきたけれど、こうして一冊にまとめられたものを目にすると、見え方が違ってくるから不思議なものだ。 テーマは、動物園に住まう動物たちの肖像写真、ということだろう。 言葉にするとまったく分かりやすいけれど、内容的にはいわゆる既存の「動物写真」とはまったく一線を画すものだ。 まず、作品が恣意的に過ぎないところがとてもよい気がした。 動物や子供が相手だとつい思い入れたっぷりの情感あふれたものに仕上がりがちだが、本書にはそれがない。 あるいは以前、動物園の動物たちを擬人化した流行歌があったが、ああして人間サイドの勝手な眼差しを当の動物たちに当てはめてしまうというのも、それこそ人間の身勝手さのあらわれのような気がして、どうしてもぼくは好きになれない。 愛らしいとか、かわいいとか、かわいそうだとか、淋しそうだとか。 それを読者にまるっきり委ねてくれる写真集。 いや、そもそもそんな人間みたいな感情オレら持ち合わせてないしね。 そんな此彼の違いをくっきりと描き出してくれる希有な写真集ではないだろうか。 ![]()
by koikehidefumi
| 2008-09-03 20:37
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